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「決算をまたぐと勝てるのか」。この道具は、その答えを配りません。測り方を配ります。数字は、あなたのPCで、あなたのAPIキーで、あなたの条件で出ます。
- 対照を2通り以上とらないと動きません。1通りだと答えを間違えるからです
- プラセボを回します。「ただの揺れ」の大きさを先に出します
- 開示時刻を、大引けの変更に合わせて扱います(15:00 → 15:30)
- データは同梱しません。J-Quants は Light(月1,650円)で足ります
何をする道具か
決算のサプライズの区分 × 保有日数のグリッドを出します。区分の切り方、保有日数、対照の作り方、絞り込む銘柄の厚さ——全部あなたが決めます。
kabukessan licence set ライセンスキーを入れる
kabukessan key set 自分の J-Quants の APIキーを入れる
kabukessan build --from 2021-09 --to 2026-09 保管庫を作る(数分)
kabukessan measure 測る★ なぜ「対照を2通り以上」を強制するのか
作者が実際に間違えたからです。
最初、対照を「同じ日・同じ業種で、決算を発表していない銘柄」にしました。業種と日付を揃えて、「決算を出した」という性質だけを外す——教科書どおりに見えます。
結果はこうなりました。
| 対照の作り方 | ほとんど動かなかった決算(−2〜+2%)の60日後 |
|---|---|
| 同じ業種の発表していない銘柄 | +0.90% |
| 同じ業種の全銘柄 | −0.17% |
| 同じ規模の発表していない銘柄 | +0.97% |
| 市場全体 | +0.06% |
ほとんど動かなかった決算が、60日後に業種を0.9%も上回る。そんなことはありません。対照の作り方だけで1%ずれていました。
原因は、決算が季節に固まっていることでした
| 月 | 発表件数 | 月 | 発表件数 |
|---|---|---|---|
| 2月 | 14,031 | 3月 | 1,210 |
| 5月 | 14,406 | 6月 | 1,192 |
| 8月 | 10,983 | 9月 | 984 |
| 11月 | 13,671 | 12月 | 1,312 |
14倍の差があります。繁忙期はほとんどの会社が発表しているので、「発表していない銘柄」を集めると32〜56銘柄まで痩せ、中身が「3月期決算ではない会社」に偏ります。「決算を出していない」という性質を外したつもりで、「3月期決算ではない」という別の性質を混ぜ込んでいたわけです。
だからこの道具は、対照を1通りしか渡さないとエラーで止まります。5通りの対照と2通りのプラセボを用意し、答えが揃うかどうかを道具自身が判定して日本語で書きます。
■ 対照の作り方を変えても答えが揃うか(h=20)
区分 業種全部 厚さ 市場全体
-10%未満 -1.78 -1.87 -1.91
+10%超 +0.79 +0.96 +0.93
上−下 +2.58 +2.83 +2.84
→ 対照 3 通りで向きも大きさも揃っている(上−下 = +2.58 〜 +2.84 %)★ プラセボが、いちばんはっきり答えました
+10%超に動いた翌日に買って持つと、どうなるか。同じ銘柄の「決算を発表していない日」に同じだけ動いた場合と並べます。
| 5日後 | 10日後 | 20日後 | 60日後 | |
|---|---|---|---|---|
| 決算で動いた日(5,457件) | +0.67% | +0.90% | +0.89% | +1.38% |
| 決算でない日に同じだけ動いた日 | −0.54% | −0.80% | −1.22% | −1.78% |
| プラセボの散らばりの何倍か | +3.5 | +4.8 | +4.1 | +3.8 |
決算以外の急騰は戻り、決算の急騰は続きます。向きが逆です。これは対照を置いただけでは見えません。プラセボを回して初めて出ます。
★ 正直に書いておきます:これは「勝てる道具」ではありません
作者がこの道具自身で測った結果です。買うかどうかの材料にしてください。
売買代金の厚さで5分位に割ると、中身が変わります。
| 20日後 | 薄い | やや薄い | ふつう | やや厚い | 厚い |
|---|---|---|---|---|---|
| 買い(+10%超) | +0.64 | +3.12 | +1.68 | +0.50 | +0.08 |
| 売り(−10%未満) | −0.16 | −2.81 | −2.13 | −1.70 | −2.03 |
| 売買代金の中央値(百万円/日) | 3 | 10 | 40 | 149 | 1,279 |
- 買える大きさの銘柄では、買い側はほぼゼロです(厚い2区分でコスト後 +0.14%)。買い側が効くのは売買代金 10百万円/日 の層で、枚数が入りません
- 稼いでいるように見えるのは売り側です。ただし −10%未満の銘柄は、定義上そのまま空売り価格規制の対象になりえます
- 勝ち越し率は、どの区分でも5割を切ります(−10%未満 37.8%・件数2,180/+10%超 44.8%・件数2,730。h=20・厚い2区分)。平均を作っているのは回数ではなく、当たったときの大きさです
- 年によってはゼロになります。厚い2区分の上−下(h=20)は+5.74 / +1.33 / +3.08 / +2.89 / −0.03(2025年) / +2.56 %
「決算をまたぐと勝てる」とは書けません。この道具は、そこを自分の条件で確かめるためのものです。上の数字も、あなたの手元で同じ手続きを回せば再現できます。
そのほか、気をつけていること
開示時刻を、大引けの変更に合わせて扱います
東証の大引けは 2024-11-05 から 15:30、それ以前は 15:00 です。実測では 15:00〜15:29 に 31,063件、15:30〜15:59 に 26,816件の開示があります。同じ「15:10」でも、前なら引け後・後なら場中。一律15:00で切ると、場中の発表(全体の17.0%)の扱いを取り違えます。
区分の境目は決め打ちで、分位ではありません
分位にすると、その時点では知り得ない「期間全体の分布」が混ざります。境目は自分で決められます。
手続き自体に下駄が乗っていないか、検算しています
条件を何も付けないもの(無作為な日・無作為な銘柄)を同じ手続きに通すと、全体の平均は +0.000% / −0.005% / −0.004% / −0.010%(1・5・20・60日後)。ほぼ厳密にゼロで、手続き単体に下駄はありません。
必要なもの
| Python | 3.10 以上(pandas / numpy / pyarrow) |
| J-Quants | お客様ご自身の契約。Light(月1,650円)で足ります。分足・ティックのアドオンは要りません |
| 遡れる期間 | プラン次第(Light 5年/Standard 10年/Premium 20年) |
| 保管庫 | 日足5年ぶんで約70MB。集めるのに数分 |
価格(販売開始時)
9,800円(税込・買い切り)
この商品はまだ販売していません。中身と検証結果を先に公開しています。販売の開始はこのページでお知らせします。お急ぎの方はお問い合わせからご連絡ください。
ライセンスはPC 2台まで。解除は2回までできます。
買う前に知っておいてほしいこと
| データ | 同梱していません。お客様ご自身の J-Quants の契約・APIキーで、お客様のPCが取得します |
| 支払い | 買い切りです。月額はありません。会員登録も要りません |
| 中身 | Python のプログラム一式(zip)。展開して python で実行します |
| 銘柄 | 推奨しません。「この銘柄を買え」は、この道具の仕事ではありません |
| サポート | お問い合わせフォームから。不具合の修正は無償で配り直します |
投資の勧誘でも、助言でもありません。過去を測った結果が将来を約束するものではありません。売買の判断はご自身の責任でお願いします。
このページの数字の出どころ
- 測った期間:2021-09-21 〜 2026-09-18(営業日1,223日)
- イベント:決算短信 72,232件 / 4,349銘柄
- 値段:日足 5,340,364行 / 5,038銘柄(上場廃止銘柄を含む)
- 出どころ:J-Quants V2(このページの数字は作者が自分の契約で測ったものです)